バッテリー上がり(!)からの充電
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作業日:2020/07/14
走行距離:172,889km
サンバーさんのバッテリーを上げてしまいました。
買い物に行ったスーパーの立体駐車場が暗くてライトを点けたのですが、帰宅後、ライトを消したと思っていたら、スモールまでしか戻していなかったようです。
キーを挿してACCまでオンにしても、インパネが点灯しません。
?と思って、さらにキーをひねってみてもセルはウンともスンとも言いません。
マジか!バッテリー上がり⁉︎
ひょっとして…と、視線をウインカーレバーに向けると、ライトスイッチがスモールに…。
やってしまった…。
バッテリー上がり発覚の当日は急いでいたので、特にこれと言った措置も取れずに、奥さん用(ただしワタシ名義Σ(゚Д゚))のヴォクシーを使いましたが、その後、なかなか時間が取れなかったり、なんやかんやで1週間ほど放置(!)となってしまいました。
去年ディーラーで新品に交換してからまだ1年経ってないのになぁ。
ウチのヴォクシーくんはハイブリッドなので、救援は出来ず。
1週間後、ようやく時間ができたので、早速バッテリーを取り外して充電です。
バッテリーは助手席の下にあります。
少しシートを後ろに下げます。
助手席の足元の布をめくると、ストッパーがシートの足元左右に見えます。
このストッパーはちょっと固いというか重たいですが頑張って外します。
ストッパーを外せたら、座面ごと助手席を後ろに倒します。
倒しにくければ、シートの背もたれを前に倒しきるとか、シートを前に寄せるとかすれば、後ろに倒しやすくなります。
シートを後ろに倒すと、フェルト?みたいな布が被せてあるので、これをめくると…
黒い樹脂製のカバーが出てきます。
↑の画像で、カバーの手前側左右にあるつまみを2ヶ所引っ張り上げてロックを解除した後に、
ツマミ側を気持ち浮かせながら、右手前方向にスライドさせてカバーを外します。
カバーを外すとすぐさまバッテリーとご対面。
マイナス端子から外します。
矢印のナットを緩めて、ターミナルをバッテリーの上方向に引っこ抜きます。
バッテリー上がりとは言っても、アクセサリー類の起動やセルを回す電圧に至らないだけで、多少の電圧は残っているはずなので、不用意にプラスから外してしまうと、短絡(ショート)の恐れがあります。
要注意です。
プラス端子も赤いカバーをめくって同様に外します。
次にバッテリーの固定具のナットを2ヶ所緩めます(画像では端子がついたままですが、気にしないように(笑))。
ナットをある程度緩めれば、固定具の下側のフックが動くようになりますので、フックを90度回転させて、固定具をフレームから取り外します。
見にくいですが、↑はドア側のフック。
タイヤハウス裏の穴に「J」型のフックが掛かっています。
↑は運転席側のフック。
サブフレームか何かの穴に「J」型のフックが掛かっています。
後はバッテリースペースの底板につながっているナイロンバンドを持ち上げると、底板ごとバッテリーが取り出せます(画像では端子とバッテリー押さえのステーがついたままですが、気にしないように(笑))。
けっこう不安定なので、バッテリー自体の転倒に注意です。
自分は転倒させてしまい、すぐさま引き起こしたものの、バッテリー液が若干漏れてしまいました。
こぼれたバッテリー液をしっかりふいた後、バッテリーを室内に持ち込み、まずは電圧測定。
テスターで計ってみると、9.14Vとなっていました。
元気なバッテリーは通常12.5V前後の電圧がありますので、だいぶ下がっています。
ディーラーなどでは12Vを下回ると、バッテリー交換を勧められる傾向にあります。
さて、このバッテリー、復活できるのでしょうか。
充電器にかけてみます。
ちなみにウチの充電器材はメルテックMP-210。
上位互換機もいくつかありますが、とりあえずは安いコイツで十分です。
まずはバッテリー上面のキャップを全て緩めて浮かします。
締めたままでも、キャップに気圧調整の穴が開いているから大丈夫、とも言いますが、自分は爆発とかしても嫌なので、念のため。
充電中、バッテリー液は多少揮発するようなので、風通しのよい場所を選定します。
充電器のクリップもつなぎます。
基本的には赤がプラス、黒がマイナスになっているはずです。
バッテリー側は端子の表示をしっかりと確認。
プラス同士、マイナス同士を接続します。
あれ?
先ほどのテスターの電圧値とは違うな。
これまただいぶ低い数字です。
テスターは完全中華製、充電器は一応日本製なので、信じるなら充電器の数値か…?
テスターの信頼性を試す必要がありそうです。
それはさておき、果たしてここまで電圧低下したバッテリーを復活できるものなのか?
と思いながらも全自動充電、ON!
はい、エラーコード出ましたー。
取説によると「F01」は、
バッテリー不良(充電しても電圧を維持できないバッテリー)の可能性があります
ということらしい。
でももうちょっと試してみます。
今度は、「パルス充電」を何回かやってみます。
「パルス充電」とは、
劣化しているバッテリーを修復して、バッテリーの寿命を延ばす機能
だそうです。
全自動充電だと、接続時、電圧が8V未満のバッテリーに対してはパルス充電を自動的に選択するようですが、8V以上の電圧のバッテリーの場合は通常充電になってしまいます。
なので、強制的にパルス充電を優先するモードで再充電です。
パルスのランプが点灯し、赤い「---」が上下にスライド表示されて、パルス充電が始まりました。
約1時間後に充電器を確認したところ、通常充電モードに切り替わり、ちゃんと継続充電されていたので、そのまま数時間さらに放置。
最終的には上記のとおり、13.4Vまで充電されました。
このデジタルテスターの数値はもうひとつ信用がおけません(笑)が、バッテリーを車体に戻し取り付けたところ、ACCオンでアクセサリー類が点き、イグニッション・オンでセルも元気よく回り、エンジンもちゃんとかかりました。
インジケーターも「良好」の色をしています。
バッテリーを上げてしまった時、急がないのであれば、再充電を試してみてもいいのかもしれませんね。
バッテリーが復活できなかった時のために、とか思って先走って購入してしまった、コーナンブランドの安バッテリーをどうしようか思案中です( ゚Д゚)
8/17追記
その後約ひと月、約300キロほど走りましたが、シガーソケットの電圧計での計測値は、走行中(無負荷)14.4~14.5V、ACCのみオンでも12Vを下回ることはありません。
今のところ、正常値で運用できています。