イグニッションコイル根元(デストリビューター跡)のシール交換
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作業日 2021/09/19
走行距離 174,886km
以前、目立ったオイル漏れとして、オイルエレメントの土台部、オイルクーラーからのオイル漏れの修理をしました。
オイルクーラーからのオイル漏れはそこそこ酷くて、拭っても翌朝にはガレージの床にポトポトと垂れてくるような状態でした。
今回のオイル漏れは、エンジンとミッションの接合部やオイルパンの下側のボルト周辺に滲みがあり、少量の滴ができている状況で、
コイツはまさか!
あの悪名高いサンバーの持病のひとつ、クランクシャフトのリアオイルシールなのか⁉︎
ついにミッションを分離するのか⁉︎
とは思いましたが(否、十中八九そうなのだろうけど)、実はもう一ヶ所、雫になってる場所がありまして、それがエンジンとイグニッションコイルの間のパーツの部分。
このへんです。
この部分。
拡大して見ると…
こんな感じ。
まだ床に落ちたりはしていませんが、雫になっています。
これはおそらく、「K系時代にあったデストリビューター跡を封している部分」のシールからだと思います。
これも距離を走ったサンバーの定番オイル漏れ場所のようですね。
ミッションとエンジンの接合部のオイル滲みは、実はこの場所から漏れたオイルが伝っただけでした〜…なんて結果だったら幸せなんだけどなーとか思いながら、修理をしてみました。
まずイグニッションコイルからプラグコードを外します。
ちなみにプラグコードの刺さっている順番は、上から4番→1番→2番→3番の順番です。
次にイグニッションコイルを外すので、その前に刺さっているカプラーを2個外します。
このカプラーは割と簡単に抜けました。
次は2つのイグニッションコイルの間、奥側にある、このM8ボルトと…
その下方、遮熱板手前にあるこのM8ボルトを外します。
それからイグニッションコイルのプレート手前側にあるこのM6ボルトを外すと、
イグニッションコイルが遮熱板ごと取り外せます。
次にこのオイル汚れの激しいステーを、M6ボルト2本を抜いて取り外します。
このステーの裏側が漏れてるのに、何故か反対側のこの場所がやたらと汚れています。
やっぱりこの奥にあるクランクシャフト・リアオイルシールから漏れたオイルが伝ってきてるんやろか?
ボルトが抜けたら、多少固くハマってますが、ステー兼フタを前後に回しながら取り外します。
取り外した中身はこんな感じで汚いので、パーツクリーナーなどを含ませたペーパーウエスでオイル汚れなどを軽く掃除してやります。
こちらも汚い…
同様にできるだけ綺麗にしてやります。
綺麗になったら、新しいシールにエンジンオイルを薄っすら塗って装着。
今回の交換部品。
部品名:RING-DIST
部品番号:22176KA051
逆手順でエンジン側に取り付けていきます。
各ボルトの締め付けトルクはそんなに強くない。
M8ボルト:19±2N・m
M6ボルト:8±2N・m
ちなみに2個のイグニッションコイルにそれぞれ刺すカプラーは、上がグレー、下が白のカプラーになります(平成12年式TW1)。
これで作業は完了です。
数日間様子を見ましたが、ここからのオイル漏れは止まったようです。
ただ残念ながら、冒頭のミッションとエンジンの接合部からのオイル漏れは今のところ止まってません。
どうしたものか…