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スバル・サンバーいじりがメインの、にわかメカ好きブログ


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ISCV清掃


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作業日 2021/09/25

走行距離 174,967km

 

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ウチのサンバーにはタコメーターが付いていますが、アイドリング回転数の読み取り方がいまひとつ分かりません。

 

0~1000回転の間「以外」の目盛りは1000回転ごとに4本の目盛りが入っているので、各200回転を指しているのは分かります。

 

ですが1000回転以下の部分は、1000回転に近いところの2本しか入っていません。

 

目盛りのない部分の回転数をエンジンが維持できない(エンジンが止まってしまう)から必要ないとか、そんな感じの理由なのでしょうか。

 

読み方としては普通に考えれば、他の目盛りと同様に低い方から600回転、800回転と読むのが正しいのかなと勝手に思っています。

 

上記の読み方が正解であれば、ウチのサンバーさんのアイドリング回転数は、600回転と800回転の中間より若干上くらい、つまり750回転くらい、ということになります。

 

我が家のサンバーさんは、この数値をそこそこ安定的に維持しています。

 

ちなみに平成12年式のEN07エンジンはY型もV型も、アイドリング回転数の正常値は

 

   無負荷   :750(±50)回転

   エアコンオン:1050(±50)回転

 

となっています。

 

ただこの750回転付近でアイドリングしている時に、ハンドルがずっとブルブルと震えてちょっと不快、というか、エンジンが止まってしまわないか「不安」です。

 

エアコンを付けている時など、アイドルアップしている時は、ブルブルは全然無いんですが、通常の回転数の時だけ、ブルブルします。

 

このブルブルはエンジンマウントの交換で解消したという話もチョイチョイ見ますが、まずはお金のかからない方法から試していきたいと思います。

 

ということで定番整備の、アイドリング時の空気の流量を調整するISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)をお掃除します。

 

溜まった汚れを綺麗にしたら、あわよくば空気を多く取り込んで少しでも良い燃焼が促進されてエンジントルクが回復し、ブルブルが治まれば良いなーという思いで作業してみました。

 

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さてISCVの位置はと言うと、スロットルボディにくっついています。

 

そのスロットルボディは、エアクリーナーから出る太いダクトにつながっています。

 

車両の仕様によって、スロットルボディの位置や付いている向きが違ってきますが、3ATの2駆スーパーチャージャー付きは↑の赤マルの位置になります。

 

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このプラスネジを外していくんですが、ドライバーが非常に入れにくい…。

 

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というわけで、ドライバースペース確保のためにコネクターを外してみようと思うので、バッテリーのマイナス端子を外します。

 

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で、コネクターを外す。

 

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さらに脇に通っている、ウォーターラインのパイプの固定を外します。

 

矢印のボルト2本を外すと、ある程度パイプが動くようになります。

 

ちなみにこの2本のボルトはそれぞれ形状が違うので、要注意。

 

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同じく、作業スペースの確保のために、ISCV右側のホースも外します。

 

スロットルボディ側の接続部がスポンッと外れたので抜いておきます。

 

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ここまでしても、手持ちのドライバーは入りませんでしたので、小型の板ラチェットにドライバービットを付けてようやく、若干スペースのある右側のネジはなんとか外すことができました。

 

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でも左側のネジ周辺はさらに狭くて、板ラチェットも入らず。

 

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仕方ないのでネジを壊す勢いで、ロッキングプライヤーで挟んで無理くり回して、ようやく外れました。

 

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ISCVを引っこ抜いて先端部を確認します。

 

ススなのかカーボンなのかわかりませんが、黒いコテコテがびっしりと付着していました。

 

これをワコーズのスロットルバルブクリーナーで綺麗にしていきます。

 

ペーパーウエスに染み込ませ、軽くこすってやると、見る見るうちに汚れがおちて、ピカピカになりました。

 

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ピカピカになったのは良いのですが、先端の樹脂製突起に段差があることが判明しました。

 

ここが気になって仕方ありません。

 

とは言うもののこのサンバーさんは、皆様のサンバーさんと同様、距離を走り過ぎていて、この段付きがそもそも最初からの仕様なのか、加齢・過労による劣化なのかも、もはや分かりませんが。

 

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また、ISCVがささっていた穴を見ると、そこそこ硬化したシールが穴の入り口に残っていて、その奥は、こちらも黒っぽい何かが堆積していました。

 

なるほど確かに掃除したくなる光景です。

 

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硬化したシールはとりあえずシリコングリスを塗って再利用。

 

 

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ISCVが入っていた穴も、ペーパーウエスとスロットルバルブクリーナーで綺麗にしました。

 

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さてISCVを取り付けていきます。

 

カプラー側の突起が下に向くように差し込むだけ。

 

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流石にボルトは交換しました。

 

6角穴付きM3の12mm。

 

でもステンレス製にしたのは間違いでした。

 

ネジの取り付け時に、ポロッとエンジンルーム内に落としてしまい、手では届かないわ、マグネットでは引っ付かないわで、散々でした。

 

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清掃後バッテリーをつなぎおし、アイドリングの回転数を確認したところ…

 

微妙に下がってるような気がしないでもない…。゚(゚´Д`゚)゚。

 

やっぱりブルブルが治らないサンバー さんでした。

 

 

 

 


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