スロットルバルブ清掃
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作業日:2021/09/25
走行距離:174,967km
最近排ガスの生ガス臭がすごいです。
エンジン始動時のみならず、信号待ちの最中なども、窓を開けていると生ガス臭がしてくる始末。
常態的に混合気が濃い(リッチ)状態なのか、プラグの点火力では燃やしきれていないのか、圧縮が漏れているのか、O2センサーが仕事をしていないのか、それとも吸気系からの酸素供給量が足りていないのか…
というわけで、今回は比較的お手軽な感じで、しかも割と体感もあると言われるスロットルバルブの清掃をしていこうと思います。
スロットルバルブの収められているスロットルボディの場所はというと…
年式やグレードにより違いがあったりするようですが、平成12年式のスーパーチャージャー・3AT・2駆・エアコン付きのスロットルボディの場所は、↑画像の〇印の部分になります。
ISCVと一体になっているんですが、ISCVの下側、エアクリーナーボックスから伸びているエアダクトの先にあります。
この画像でわかるでしょうか。
スロットルバルブは、エアクリーナーからゴム製のエアダクトを通じてエンジン側に送り込まれるエアの吸入量を、調節する役割を持っています。
ですからエアクリーナーボックスからエンジン方向にダクトを辿っていけば、すぐに分かると思います。
スロットルバルブの中を掃除するには、まず邪魔なエアクリーナーボックスを取り外します。
↑画像のマル印3ヶ所のボルトを外して、さらに矢印の金属バンドを緩めます。
エアクリボックスのエンジン方向の金属バンドはマイナスドライバーでクルクルすれば緩みます。
車体側はプラスドライバーです。
ボルトすべて外し、バンドを両方とも緩めると、エアクリボックスがボックスごと取り外せます。
エアクリボックスを取り外すと、今度はスロットルボディ側に残ったダクトを外します。
スロットルボディ側のバンドをマイナスドライバーで緩め、こちらもダクトをグリグリやると外れると思います。
そうするとようやくスロットルボディの内部が見れる状態になります。
中のスロットルバルブを覗いてみると…
丸っこいバルブやその周囲が黒くなっていることが分かります。
これがスロットルバルブの汚れになります。
今回はこれらの汚れをワコーズのスロットルバルブクリーナーで綺麗にしていきます。
ペーパーウエスに浸み込ませ、直接指で突っ込んで綺麗にしていきます。
スロットルボディ内部はモリブデンコートなるコーティングがされているそうなので、あんまり力を入れ過ぎなほうが良いみたいです。
そこそこ時間をかけて丁寧に優しく拭き上げてみました。
バルブ手前の筒の部分はそれなりに綺麗になったのですが、肝心のバルブとその周辺がイマイチ綺麗になりません。
ということで、スロットルバルブに直接クリーナーを吹きかけてみることにしました。
汚れた薬剤があふれてくるので、スロットルボディの入り口下あたりにぺーバーウエスを置いておきます。
なんか小さな黒い塊がクリーナー液とともにパラパラと出てきます。
やはり直接噴射は攻撃力が違います(笑)
再び内部を確認。
う~ん、ある程度は汚れも落ちてるんですケド…。
思っていたよりも綺麗にはなってない…。
もうちょっと綺麗になる方法はないものか、と思いながらクリーナーで濡れている部分をふき取って、今回の清掃は終了。
この記事を書きながら、やっぱりもうちょっと綺麗にしたいなーと思ったので、今度リベンジしてみることにします。
スロットルバルブクリーナーを使うとしばらくは白煙が出ると聞いていましたが、全くそんなそぶりはありません。
と言うか、バルブが閉まった状態でクリーナーをかけただけなので、エンジン側にはクリーナー液は入っていないから当然と言えば当然か。
リベンジの際はバルブを開閉しながら掃除してみます。
さて肝心の清掃の効果はと言うと、これが案外、上記のような中途半端な掃除でも意外とあったようです。
低回転域のトルク感と言うか、加速感のアップがそこそこ感じられ、従来の加速感よりもシートで背中全体を前方向に押されている感覚が強くなった気がします。
またなぜだか分かりませんが、以前から気になっていたATのシフトアップ時のショックが若干、和らぎました。
理由は分かりませんが、うれしい副産物です。
この感じならリベンジの際の効果にも期待できそうです。