たちごけworks

スバル・サンバーいじりがメインの、にわかメカ好きブログ


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クーラント補充&エア抜き


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作業日 2020/09/21

走行距離 173,469km

 

オイル関連に引き続き、今回も以前から気になってた件をやってみました。

 

クーラントの補充と、ウォーターラインのエア抜き作業でございます。

 

サンバーのクーラント交換は、車体前部にあるラジエーターから車体後端にあるエンジンまでの距離が長いので難しい(めんどくさい)という話はよく耳にしますので、なかなか腹を決めるのに時間がかかりましたが、ようやく着手できました。

 

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まずはクーラントリザーブタンクの様子を見てみます。

 

ラジエーターとリザーブタンクは助手席下にありますので、バッテリー関連と同様に、助手席を後ろに倒して樹脂製のカバーを外せばアクセスできます。


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この黄色いキャップがリザーブタンクのフタで、その下にタンクがあります。

 

…が、上からではタンク内の様子がよく分かりません。

 

自分のサンバーだけでしょうか。


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おっと、車体を水平にするのを忘れていました。

 

正確とは言えないですが、だいたい水平に。


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車底部に潜り込んで、車体下からリザーブタンクを見たところ。

 

タンクが劣化しているのと、内部の汚れ?でライトを当ててみないと残量が分かりません。

 

……。

 

なんか中身の汚れは見えるんですが、肝心のクーラントが全然見当たりません。

 

水か、超絶薄まったクーラントかでも入っていないのか!と思って揺すったりもしてみましたが、どうやら全くのカラのようです…(汗)


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ということで、またしても男前モノタロウ製。

 

LLC(ロングライフクーラント )の希釈タイプ。

 

色は緑をチョイス。


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希釈割合は−15℃対応のクーラント30%:水70%でいこうと思います。


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4Lのポリタンク?と計量のためのビーカーを用意。


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30%希釈のLLCを作りました。

 

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今回はリザーブタンクが空なので、まずはラジエーターの方に30%LLCを入れていきます。

 

ちなみにリザーブタンクの中にLOWレベルでもLLCが残っていれば、リザーブタンクの方へ直接LLCを放り込めばいいらしい。


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ラジエーターキャップ(オレンジの丸いステッカーが貼ってあるキャップ)を捻って取り外します。


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LLC注入用の器材「ファンネル」のセットの中に付属している、ファンネル接続用のラジエーターキャップの中から、元々付いていたラジエーターキャップと形状の合う物をチョイスし、ラジエーターに取り付けてファンネルを接続します

 

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2Lのペットボトルをカットして似たような形状の器具を作ってる方もおられますが、自分は工作が下手なので、時間と労力と確実性をお金で買ってしまいました。

 

さて、まずはクーラントエア抜き用のチューブのキャップを外します。

 

チューブはエンジンルーム、バッテリー横、ヒーターコア横の3ヶ所あります。

 

本来なら、①エンジン側、②バッテリー側、③ヒーターコア側(だったかな?)という順に、一か所ずつエア抜きをしていくといいらしいです。

 

自分はそのことを忘れて、いきなり全部のチューブの栓を抜いてしまいました。

 

 以下は、チューブの位置になります。

 

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エンジンルームのエアクリボックスにつながるブローバイのホースの上あたりに、クリップで止まったチューブがあります。

 

栓がされているのですぐに分かると思います。

 

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次にバッテリー側のチューブ位置です。

 

バッテリーとメインヒューズの間にある、キャップが付いたゴムホースがそれです。


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最後に運転席の左足の足元にあるヒーターコア部。

 

黒い樹脂製のカバーがされていますので、プラスネジを3ヶ所外します。


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樹脂製カバーは足元にコードの束が這っていますので、外しにくいです。

 

上手いことコードをよけてカバーを外すと、ヒーターコアの金属製パイプが出てきますが、その一部にゴムのキャップが被さった突起があります。

 

それがヒーターコア側のエア抜き位置です。

 

これらの位置にそれぞれ、サイズの合う延長チューブを差し込んで、その先にペットボトルやタライなど、水受けを設置します。

 

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エンジン側。

 

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バッテリー側。

 

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ヒーターコア側。

 

ヒーターコア側はちょっと太めの径のチューブが必要です。

 

自分はこの3ヶ所を同時に開けてしまったので、作業中、水受けがあふれていないかの様子見のためにやたらと車の周りをグルグルと回る羽目になってしまいました。

 

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ファンネルにクーラントを入れ込んでいきます。

 

ファンネルの真ん中に棒のようなものが立っていますが、これはファンネルの底にあるクーラントが通る穴の栓になっています。

 

デフォルトではこの栓は穴に落ち込んだ状態、つまり栓が閉まった状態なので、クーラントをファンネルに入れても、ファンネルに溜まっていく一方です。

 

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この栓を引っ張り上げると、ボコボコと気泡を上げながら、クーラントラジエーターに吸い込まれていきます。

 

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多少の時間差の後、各部のエア抜きチューブから泡ブクと一緒に、新しいクーラントに押し出された古い……クーラント?のハズのものが出てきました。

 

なんか色がすごく薄い…。

 

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エンジンルームから出てきたのも、最初は濁った水のような薄い色でした。

 

他の場所の作業に気を取られている間に、大量に新しいクーラントが出てきてしまっていました。

 

もったいない…。

 

ヒーターコアのところも、(写真を撮り忘れていましたが)同様な感じでした。

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全てのエア抜きチューブからエアが出てこなくなったら、ラジエーターキャップのところを満タンにして、ラジエーターと各エア抜きチューブのキャップを閉じます。

 

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リザーブタンクもFULLの位置まで入れて…

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エアコンスイッチをオフにして暖房をMAXにして、エンジンを約1分間かけます。

 

エンジンを切り、もう一度、エア抜き作業を行なってから再度エンジンをかけます。

 

今度はラジエーターファンが回るまで続けるそうです。

 

ということで、エンジンをかけてアイドリングで30~40分くらい様子を見ました。

 

が、いつまで経ってもラジエーターファンが回る様子はありません。

 

夏場はウィンウィン回ってたんですが。

 

壊れたんでしょうか。

 

それとも冷却性能が回復して必要がないから回らないのでしょうか?

 

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水温計もずっとこの位置です。

 

エアコンの吹き出し口からはずっと暖かい温風が出てきています。

 

よく分かりませんが、リザーブタンクのクーラントの残量だけとりあえず確認して、これで終了としました。

 

 

2021/09/26 追記

その後約1年間走行しました(走行距離はホントに大したことありません)が、こんな適当な作業にも関わらず、水温的には特に問題なく経過しています。

 

オーバーヒートどころか、水温計の針も半分チョイ下から上がったことはありません。

 

たまたまかも知れませんが、どうやら作業自体は上手くできていたようです。

 

良かった良かった(#^^#)

 

 


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