たちごけworks

スバル・サンバーいじりがメインの、にわかメカ好きブログ


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ブレーキフルード交換・エア抜き


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作業日:2019/08/16

走行距離:171,111㎞

 

今回はブレーキのエア抜きついでに、フルードの交換をやってみました。

 

サンバーさんがウチに来た時から思っていたのですが、ブレーキペダルが思いのほか軽くコンコン底突きするんです。

 

ブレーキはそれなりに効くんですが、なんだか気持ち悪いので走行中は速度を上げず、車間距離をとって早めのブレーキを心がけていました。

 

でもやっぱりこういうのは一度、自分の納得のいくようにちゃんとやっとかないと、精神衛生上よろしくないですよね。

 

ということでやってみました。

 

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今回用意したブレーキフルードは、サンバーにはトゥーマッチすぎる高級ブレーキフルード、ワコーズ「BF-4」。

 

メーカー指定はDOT3なんですが、数字の違いはフルードの沸点が高いか低いかの違いなんで、より沸点の高いDOT4であれば使用しても問題はないようです。

 

 それと、写真を撮り忘れたのでネット画像からの紹介ですが、ワンウェイバルブ(チェックバルブ・逆止弁)のついたブリーダーボトル。

 

今回これを使いました。

 

ただ考えてみれば、これって実はワンマンブリーダー的なものではないですよね。

 

ホースの途中にワンウェイバルブがあっても、フルードを押し出すブレーキペダルから足を離せば、ある程度フルードはブレーキラインに逆流するわけだし、そうなるとブリーダープラグからワンウェイバルブまでの間のホース内にあるエアが多少なりブレーキラインに戻ってしまう恐れも無きにしも非ず。

 

ということで、今回は奥さんとの共同作業です。

 

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作業準備として、エア抜き&フルード交換はマスターシリンダーから遠い順にするのがセオリーなので、まず左後輪をジャッキアップして外します。

 

サンバーのマスターシリンダーはハンドル右下あたりにあるので、作業順序としては、左後輪→右後輪→左前輪→右前輪で行うのが正解じゃないかと。

 

あと、サイドブレーキは解除しておきます。

 

輪止めはしっかりと。

 

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サンバーのリザーブタンクはこのフタを開ければ出てきます。

 

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この黄色いキャップが付いているのが、フルードのリザーブタンクになります。

 

黄色いキャップのすぐ下側くらいにタンクのつなぎ目みたいな部分がありますが、そのすぐ下くらいがMAXラインです。

 

フロントには新品同様くらいのパッドが付いているし、リアのシューは昨日今日ガバッと減ったわけでもありませんが、フルードはMAXラインより少し減っている感じです。

 

色もちょっと濃いのかな?

 

多少は汚れている感じです。

 

本来ならまずはここの古いフルードを、針無し注射器の先にホースを付けてある程度吸い出しておきます。

 

今回は、上記のタンクのつなぎ目みたいなところにフィルター的な何かがあり、また外し方も分からなかったので、吸い出す行程はできませんでした。

 

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そして左後輪に戻ります。

 

マル印がブリーダープラグ。

 

ここから古いフルードとエアを追い出します。

 

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プラグのキャップを外して…

 

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メガネレンチをかけます。

 

かけるだけです、まだ緩めません。


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その上から、ブリーダーボトルのホースを接続します。

 

繋げたら、ホースが外れないように押さえ気味にして、ちょっとだけブリーダープラグを緩めます。

 

そして奥さんにブレーキペダルをゆっくりと、なおかついちばん奥まで踏んでもらいます。

 

ブリーダープラグはゆっくりとフルードが出ていく程度に緩めればOKです。

 

フルードが出ていくスピードは、ボトルに溜まっていく量を見ていれば分かると思います。

 

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奥さんにブレーキペダルを何回か踏んでもらいましたが、思ったほど、古いフルードは汚れてはいないようです。

 

ただ、エアは噛みまくっています。

 

これだけ綺麗ならフルードも全量交換とかも要らなさそうですね。

 

ということで、数回ペダルを踏んでもらった後、最後にいちばん奥まで踏み込んだ状態で足を止めてもらって、その隙にブリーダープラグをキュッと締めます。

 

後は流水やパーツクリーナーなどで軽く洗浄して、キャップを付けて終了。

 

ちなみにペダル踏みを繰り返している間は、ブレーキライン内のフルードが、外部に繋げてあるブリーダーボトルにどんどん吸い出されていきます。

 

運転席のリザーバータンク内にあるフルードはどんどん吸い込まれていきますので、タンク内のフルードはどんどん減っていきます。

 

タンク内が空にならないように、ある程度減ったら、新しいフルードを継ぎ足ししていく必要があります。

 

万が一タンク内が空になってしまうと、その先のマスターバック内やブレーキマスターにエア噛みが発生する危険があり、そうなると整備工場などでの重整備が必要となるそうなので、十分注意してください。

 

後は同様の手順で、右後輪、左前輪、右前輪とやっていって、全行程終了となります。

 

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↑の画像はフロントのブリーダープラグの位置になります。

 

一応ひと通り全部やってみました結果、ブレーキタッチがそれなりに変わった気がします。

 

簡単に底まで踏めていたペダルが、最後の数センチで粘るようになった感じです。

 

ただ自分としては、もうちょっと踏んだ時の抵抗感が欲しい気もするんですが、サンバーのブレーキってこんなもんなんでしょうか?

 

比較対象が無いのでよく分かりません。

 

もうちょっとしっかりとエア抜きをすれば変わってくるんでしょうかね。

 

とりあえずこれでブレーキ作業は終了です。

 


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