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スバル・サンバーいじりがメインの、にわかメカ好きブログ


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オイルキャッチタンク取り付け


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作業日:2020/08/22

走行距離:173,347km

 

先日、何気なしにエアクリーナーボックスを開けてみたところ、エアクリーナーのブローバイガスが入ってくる側にオイルを吸った跡がありました。

 

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まだ1年でしかも3000Kmも走っていないというのに、もうこんなです。

 

サンバーのエアクリボックスには、オイルの混ざったブローバイガスと、フレームの中を通る吸気がダイレクトに入ってきます。

 

だからか、ボックスの中も分離したオイルと、吸気に混じったゴミなどが溜まってエラいことになってしまいます。

 

サンバーさんがウチに来てから初めてエアクリボックスを開けた時は、それはもう、フィルターもボックスも、泥と葉っぱとオイルとサビでエラいことになってました。

 

ということで、今回はサンバーカスタムの定番とも言える、オイルキャッチタンクの取り付けを行ってみようと思います。

 

オイルキャッチタンクの役割は、ブローバイガスのホース(エンジンのロッカーカバーから上方向に出てエアクリーナーボックスへ直結されているホース)を、一旦オイル分離用のタンクを経由させることによって、不要なオイルを分離し、ガスのみを吸気側に返すことです。

 

幸い手順や方法などは、諸先輩方がいろいろとネットにあげてくれていますので、取り付けに困ることはありません。

 

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モノは、Amazonで2500円くらいの商品のなかで評価の良かったものを購入しました。

 

 

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かなりゴツゴツしていて見た目は自分好みでカッコイイ。

 

ただ切削跡が鋭すぎて、手を切ってしまいそうです。

 

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蓋を外して裏返したところです。

 

イン側には二重の穴あき中蓋があり、アウト側には棒が出っ張っています。

 

この棒は表側にツマミがあり、ネジって取り出すことができるので、レベルゲージ的なものなんだと思います。

 

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ちょいちょいこのような切削カスが付いたままになっています。

 

こういったものや、切削跡の鋭利な部分をヤスリで削り落としました。

 

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ちなみに軽量なアルミと言えど、このタンクの重量は本体のみで500gもあります。

 

0.5Kgですよ。

 

初めて手に持った時は、予想外の重量感にちょっとびっくりしました。

 

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イン・アウト部にホースをつなげるための付属のニップルです。

 

今回は外径約14ミリの、付属品の中でいちばん大きいものを使いました(結果的にはもうひとつ細い方でもよかったかも)。

 

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ニップルのねじ込み部には防水テープを巻きますが、付属の防水テープの品質に不安を感じたので、自宅にあった日本メーカー製のものを使いました。

 

引っ張りながら、ネジ部に2周くらい巻きます。

 

ホントはネジ部の向きに合わせて、画像とは反対向きに巻くのがよさそうです。

 

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イン・アウトのネジ穴に取り付けていきます。

 

手で全部ねじ込めますので、最後の増し締めだけ19mmの工具を使います。

 

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今回取り付けに使うステーです。

 

エーモン 取付金具(L型) 黒 穴径7mm 15×70×35mm S734

エーモン 取付金具(L型) 黒 穴径7mm 15×70×35mm S734

  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: Automotive
 

ホームセンターで使えそうなものを何種類か買ってきて、現物合わせで決めました。

 

ステンレス製のL型ステーで、M6ボルト用の調整可能な楕円孔が開いています。

 

買った時はこれでいいかなと思いましたが、実際に取り付けてみると、タンクがそこそこの重量物だけにこの薄さがちょっと不安になりました。

 

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ステンレスステーの取り付けにちょっと苦労しました。

 

付属のステーとタンクの間のクリアランスが少なかったり、ボルトが長すぎたり、代替品のボルトが太すぎたり…

 

ステーの穴径を拡張したり、ステーとボルトをこねくり回したりして、何とかステーとタンクを固定しました。

 

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あとはマフラーの遮熱板の固定ネジにステーの端を共締めします。

 

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こんな感じに取り付けました。

 

ホースは近所のホームセンターを探しても、耐油・耐熱・低価格を満たしたものがなかなか見つけられず。

 

一応「工業用」と書かれていたトヨ…ナントカを2m、切り売りで買ってきました。

 

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ホースの取り回しはこんな感じ。

 

買ってきたホースを取り付け部に当てがって、現物合わせで出来るだけ無理のない長さになるようにと考えましたが、こんなんで大丈夫なんやろか?


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タンク内には、付属していたスチールウール?をほぐして適当に入れてみました。

 

オイルを含んだガスがスチールウールの隙間を流れるため、若干タンク内でのガスの流れる経路が長くなり、ガスが冷やされる時間が増えるので、オイルが分離する率が高まるかも、だそうです。


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エアクリーナーフィルターを前後入れ替えて、オイルで汚れていない方を、手前側に持ってきました。

 

これで吸気効率がマシになる…かもしれません。


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やはりニップルは、ホースに対してちょっと太すぎました。

 

付属のホースバンドで締めてみましたが、なくても外れなさそうなくらいキツく入ってます。

 

その内、ホースが裂けそうです。


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エアクリーナー側はこんな感じ。

 

元のホースに付いていたバンドで止めています。

 

これでエアクリーナーフィルターの汚れが少しでも抑制されたら、交換にかかるコストも抑えることができるし、フィルターの目詰まりが減ったら、スムーズな吸気によってエンジン性能の長期維持も可能となるかもです。

 

そうなってくれたら良いなぁ。

 

今回はこれでおしまい。

 

…2020.8.23 追記

当日、翌日と試運転的に乗ってみましたが、なんか予想外の効果が。

 

ATの変速ショックがものすごくマイルドになっていました。

 

今まで結構、背中に「ドンッ」って来るくらいの変速時のショックがあったのですが、これが「?、今変速したよね?」くらいの感覚、と言えば分かってもらえるんでしょうか、今までと比べると、ほぼ変速ショックを感じないと言えるくらいの変化を感じました。

 

どのような因果関係があるのか無いのか分かりませんが、思わぬ副産物に喜んでいます(#^^#)

 

※この後、別作業でバッテリーのマイナス端子を外してしまったことにより、コンピュータがリセットされて、この効果はキャンセルされてしまいました、とさ(笑)


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