エンジンオイル・エレメント交換(2回目:ちょっと詳しく書いてみました)
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作業日 2020/09/20
走行距離 173,469km
エンジンオイルとオイルエレメントの交換作業は、今回で2回目になりますが、今回は前回の記事(↓)より詳しめに書いてみようと思います。
tachigoke-works.hatenablog.com
前回オイル交換をしてから約9ヶ月になりますが、その間の走行距離が約2000kmチョイという、驚異の少なさ。
走行距離3000km毎にエンジンオイルを交換して大事に乗ろうと思っていましたが、思ったより距離が伸びずにこの有様。
と言うことで、半年以上ぶりにオイル交換をしていきたいと思います。
ちなみに整備解説書では、エンジンオイルの交換時期については
・標準的な使用の時:10,000Kmまたは6ヶ月の早い方で実施
・シビアコンディション時:5,000Kmまたは3ヶ月の早い方で実施
となっていますが、標準的以下の使用時は15,000kmまたは9ヶ月の早い方で、とかの基準は無いもんでしょうかね。
さてまずは暖気運転。
数分エンジンをかけて、熱でオイルを柔らかくします。
暖機運転が終われば、車体の後ろ側をジャッキアップしてウマをかけ、右後輪を外します。
タイヤを外すのは、今回はオイルエレメント(オイルフィルター)の交換もするので、その下準備の為です。
外したタイヤは車体の下に入れて、ウマが外れた時の万が一に備えます。
地面にオイル受けのタライを置いて、エンジン底部のエンジンオイルのドレンボルト(14mm)を外します。
地面に置いているオイル受けのタライはドレンボルトの真下〜前よりに配置します。
サンバーのドレンは前向きに開口していますので、ボルトを外すと廃オイルはオ◯ッコみたいに(失敬!)前方向に飛び出します。
外したドレンボルトはパーツクリーナーで綺麗に洗浄し、ワッシャーを新品に交換します。
ワッシャーは山になっている方がオイルパン側、平らな方がボルトの頭側になります。
オイルがだいたい抜け切り、ドレンボルトのワッシャーを交換したら、ドレンの周りのオイル垂れをウエスで拭き取り、ボルトを閉めて、周囲をパーツクリーナーで綺麗にします。
締める強さは、39N・m(整備解説書より)。
感覚的には工具でキュッとするくらいの感じ(アナログ感)。
…ちゃんとトルク管理お願いします(^^;)
次はオイルエレメントを取り外します。
赤マルの位置のボルトと車底部のダイヤゴナルメンバー(サブフレーム)に固定されている矢印部分にあるナットを外します。
ボルトとナットを外すと、リアショック周りの樹脂製カバーの固定が外れますので、カバーをこねくり回しながら取っ払います。
するとオイルエレメントが顔を出します。
一般的にはオイルエレメントは、オイル交換2回に1度のペースで交換する消耗パーツですが、前回の交換時にワコーズのECP(遅効性のエンジン内部洗浄剤)を入れたので今回も交換します。
ちなみに整備解説書上は
・通常的な使用の時:10,000Kmごと
・シビアコンディション時:5,000Kmごと
となっています。
つまり、オイル交換ごとにエレメントも毎回変えなさいよ、と言ってます。
オイルフィルターレンチ。
オイルエレメントの頭に被せて、ラチェットやスピンナーハンドルを差して使います。
自分はKTCのAVSA-067(内径66.5mm)を使ってます。
あまり安いもの(質の悪いもの)を使うと、成形が甘かったり、クリアランスが大きかったりして、オイルエレメントに噛み込まないことがありますので、良いものを使ってください。
新しいオイルエレメントは、モノタロウブランドのMO-14-A。
安くて品質も標準的ということで、あと数個ストックしています。
なんか最初からゴムシールの部分に薄っすらと油がのった状態ですが、このまま付けても大丈夫なのかな。
一応、一般的な手順通り、廃油をゴムシールに薄っすらクルッと塗り付けます。
古いオイルエレメントを取り外した場所(自分の車は水冷式オイルクーラーが付いてますが、ついていないモデルもあります)からオイルがだいたい垂れなくなったら、新しいオイルエレメントを取り付けます。
最初は手でクルクルと回して取り付け、エレメントが取り付け面に当たったらレンチをかけて、1/4〜1/2回転、増し締めする感じ。
締め付けトルクは12.5±2N・m(整備解説書より)
エレメントを取り付ければ、樹脂製のカバーを何とかして元通りに取り付け、タイヤを付けて、ジャッキを下ろします。
そしてようやく新しいオイルを入れていきます。
今回も自分チョイスのオイルはコレ。
モリドライブの全合成油、レスキュー。
粘度は5w-30(サンバーは過走行・低年式車が多いので、もうちょっと固いめの10w-40とかでもいいのかもしれませんが…この辺はお好みで)。
このレスキューというオイルは、一般的な5w-30の範囲の中では、ベースオイルの配合を固めに設定しているそうです。
・圧縮回復によるエンジンパワーの回復
・エンジン内の摩耗摩擦を軽減
・エンジンノイズの軽減
・エンジン始動時の内部保護
という効果があるらしいです(この辺りはどのオイルでも謳ってそうな)。
成分的にはなんだかよく分かりませんが、「疲れたエンジンが生まれ変わる」そうで、古い車に良さげな感じがするので使ってます。
他は試したことないので比較レビューはできませんが、3L缶で3000円を切る値段(ホームセンター・ナフコ価格)の割には、全合成油だし悪くはないと思います。
Amazonの評価では★4.2でそこそこの高評価です。
サンバ―のEN07エンジンのオイル容量ですが、整備解説書によると
・AT車 2.5L(エレメント交換時2.7L)
・MT車 2.4L(エレメント交換時2.6L)
となっています。
AT・MTいずれも、上記の量を参考にオイルフィラーキャップ を外してオイルを注入し、オイルレベルゲージのFULLレベルになるように調整する、と指示されています。
つまりはオイルレベルゲージ優先です。
オイルレベルゲージは、刺さった状態から一旦引き抜き、先端に付いたオイルを拭き取って、再度最後まで差し込んでからまた引き抜きます。
引き抜いたゲージの先端に付いたオイルの切れ目がどこにあるかで、オイルパンに溜まったオイルの量を測るものです。
今回の場合だと、ウチのはATでエレメント交換もしているので、だいたい2.3〜2.4L入れたあたりから、チョイチョイ、オイルレベルゲージを確かめながら、ゲージの先から2つめの穴(チョボ)の位置(FULLの位置)になるまで入れます。
自分のサンバーさんは約2.6L入りました。
この辺は抜けた量などによって、多少左右されるかと思います。
オイルが規定量入ったところで、オイルフィラーキャップとオイルレベルゲージをしっかりと締めます。
あとはエンジンをかけて、ドレンやオイルエレメント周りにオイル漏れ等無いかを確認して、何もなければ、これにてエンジンオイル・エレメント交換作業は完了です。
※もし、オイル添加剤などを入れる場合には、添加剤の量も含めたオイル総量が規定量になるように調節して下さい。
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