ルーフ(天井)内張り清掃
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作業日:2019/10/20
走行距離:171,702km
(※2019夏の作業内容です)
先日来、車内のにおいがすごいのでいろいろと掃除をしていますよ的なことを記事に書いているのですが、ふとルーフの内張りが黄ばんでいることに、気が付いてしまいました(笑)。
これだけ広範囲にわたる布地的な素材が黄ばんでいるということは、相当なにおいをため込み、かつ放出しているに違いない!
と思ってしまったので、今回はこれを取り外して洗浄していこうと思います。
うちのサンバーさんは、ろくなオーディオ機器もついていない割に、不釣り合いなリアルーフスピーカーなんぞがついています。
上記のスピーカーが付いているのではありません、悪しからず。
スピーカーの善し悪しなんてよくわかりません( ;∀;)
自分的には特に不要だし、上背のあるものの載せ降ろしに不便なので取り外そうかなとも思えるんですが、取り外しても保管場所もないし、せっかくなので、邪魔になるときまでは付けておくことにしました。
と言いながらも、ルーフの内張りを外すには、いきなりですが邪魔になるので、今回はこれも取り外してしまいます。
赤マルの4ヶ所のビスで固定されていますのでこれを外していきます。
キャップ付きの化粧ネジですが、キャップは爪で引っ掛けると、パカッと開きます。
自分の頭でスピーカーボックス自体を支えながら、左右のビスを外していきます。
ビスを外すとボックスが下りてきますが、まだ床にはおけません。
スピーカーのケーブルがつながったままです。
赤マル印のケーブル留めを解き…
矢印のコネクターを外します。
これでようやくボックスを床に降ろすことができます。
ちなみにスピーカーには「SUBARU」の刻印が。
性能的にはどんなものなのか、オーディオには詳しくないのでよく分かりません。
ボックスが取り外せたら次はいよいよ天井を剥がしていきます。
その前に↑画像の赤マル部分、室内灯と何かよく分からない黒いチョボ(後に赤外線式キーレスエントリーの受光部と判明しました)を取り外します。
自分は室内灯を外すのを忘れていました。
ちなみにウチのサンバーさんは平成12年式のT系サンバー(ディアスワゴン)初期型になりますが、天井の内張りは前・中・後ろの3分割タイプになります。
なんか、新しいめのタイプは前から後ろまで通しの1枚ものになっているものもあるそうで、そういうのはどうやって内張りをとるんでしょうね?
まず桟を外します。
矢印の部分に樹脂製のクリップが合計8ヶ所あります。
前側も後ろ側もどこか1ヶ所、内張り剥がしなどで外すと、後は手でいけると思います。
こういう形状↑になっています。
桟はクリップを全部外した後、真ん中あたりを床側にたわませてから、端を天井側に引っ張ると外しやすいかと。
桟で隠れていた面とそうでない面との色の違いが判るでしょうか。
けっこう茶色くなっているのが分かると思います。
内張りも桟と同様に、真ん中あたりを床側にたわませて両端を天井側に引っ張って外すのが良いと思いますが、内張りの場合はあんまりたわませすぎると、折れたり割れたりしそうなので、十分に注意が必要です。
取り忘れていた室内灯。
カバー部は手で引っ張れば外れました。
基部はネジ2本で止まってますので、ネジを外してから基部を縦にして、天井の内張りを外すときに、内張りの切り欠き穴から抜きます。
スピーカーボックスと取り付けてあった場所とそうでない場所の色の差。
やたらと天井汚いですよ的なことを強調していますが、実際低年式の過走行車などは一度よく見てみることをお勧めします。
自分が思っている以上に汚れていると思います。
真ん中を外したら、次は前でも後ろでもいいのですが、自分は後ろを外しました。
後ろに隠れている部分があるので、一旦前に出してからの、真ん中たわませ方式。
前側を外す前に、この↑なんだかよく分からない装置も外します。
基部の切り欠きにマイナスドライバー的なものを差し込んで、軽くひねってやるとすぐにポコンッと撮れました。
基部にはネジが室内灯と同じく2本あったかと。
これは裏側にカプラーがありますのでこれを外すと基部も全部外れます。
内張り前側は、車体前部に隠れている部分がありますので、一旦後ろ側に少し引いてからのたわませ方式ですが、前端部は裏側にクリアランスが少ないうえに、ゴッツいスポンジが隠れていてたわみ留めしているので、変形しにくくなっています。
無理な変形を強いると、折れや割れの原因となりそうなので、こちらも要注意。
よくみんカラなどで見る、光景です(笑)
この状態からレジェトレックスとか断熱材などを貼り付けて、デッドニングやエアコン効率を上げるカスタムをされている方も多いようですね。
自分もせっかく天井を剥がしたんで、ついでに何かやってみたくなりますよね。
日常に乗る車ではないので、デッドニングはあまり興味はわかないのですが、冷暖房の高効率化や、夏場の厚さ対策はやってみたい気がします。
内張りに先んじて外した桟ですが、裏に何か書いてありました。
品番ですかね。
今後このパーツを注文することがあるのだろうか。
取り外した前側内張り。
前・中・後ろの3枚の中で、いちばん汚れが目立ちます。
この境界部分の黒い枠線みたいなのも、洗浄で落ちたらいいんですが。
裏には大きめのスポンジブロックが張り付けられています。
天井内張りの構造的には、硬めの樹脂製プチプチに布っぽい何かを貼り付けているだけのようです。
真ん中の内張り。
後ろ側の内張り。
いずれも境界部分の黒い枠線が気になります。
裏面の拡大。
こんな感じです。
今回もフロアマットの時と同様、濃い洗剤液(バケツ8割の水1:洗剤キャップ満タン1)を作って、洗車ブラシで擦りました。
ブラシはちょっと柔らかめのナイロン製を買ってきましたので、フロアマットの時よりも泡立ちはよかった気がします。
ただ、こちらも黒い汚いすすぎ水が流れ出る様子を期待したのですが、思ったほどではありませんでした。
なんか残念な気分です。
でもバケツに残った洗剤液はめっちゃ汚くなっていました(ちなみにこの日はドア4枚の内張りも洗浄しました)。
それなりに汚れは落ちたんじゃないかと、ちょっと満足しました。
さて続いて、いちばん最初に外したまま放置になっていましたリアの天井スピーカーです。
スピーカー自体が(なんかお粗末な感じですが)表からタッピングビスで止まっているようなので、スピーカーを外して木製ボックスごと水洗いしてやろうかと思っていたのですが…。
ビスを打ってからのファブリック(フェルト+スポンジ?)で目隠しというパターンでしたので、ネジの頭が表に出ていませんでした。
ファブリックは裏からタッカー留めになっていました。
タッカーを全外ししてファブリック単体で洗おうかとも思いましたが、生地がフェルトっぽい感じでしたので、縮んでしまったりしたら再貼り付けが出来なくなりそうだったのでやめました。
苦肉の策で、アルカリ電解水をシュッシュしてからの拭き取りという簡易な方法で清掃しました。
ですがこれが思いのほか効果的でした。
この画像(↑)では伝わらないかもですが、赤い線の左側がビフォー、右側がアフターです。
拭き上げたペーパーウエスはめちゃくちゃ茶色くなります。
天井やらドアの内張りやらも、せっかく車体から取り外して洗剤で水洗いしましたが、アルカリ電解水でやれば車体からの取り外し・取り付けの手間もなく簡単だったのかもしれません、というオチでした(笑)
次回は天井の取り付けですが、ちょっとひと手間かけてやろうと思っています。
それではまた…。