オイルキャッチタンク取り付け
作業日:2020/08/22
走行距離:173,347km
先日、何気なしにエアクリーナーボックスを開けてみたところ、エアクリーナーのブローバイガスが入ってくる側にオイルを吸った跡がありました。
まだ1年でしかも3000Kmも走っていないというのに、もうこんなです。
サンバーのエアクリボックスには、オイルの混ざったブローバイガスと、フレームの中を通る吸気がダイレクトに入ってきます。
だからか、ボックスの中も分離したオイルと、吸気に混じったゴミなどが溜まってエラいことになってしまいます。
サンバーさんがウチに来てから初めてエアクリボックスを開けた時は、それはもう、フィルターもボックスも、泥と葉っぱとオイルとサビでエラいことになってました。
ということで、今回はサンバーカスタムの定番とも言える、オイルキャッチタンクの取り付けを行ってみようと思います。
オイルキャッチタンクの役割は、ブローバイガスのホース(エンジンのロッカーカバーから上方向に出てエアクリーナーボックスへ直結されているホース)を、一旦オイル分離用のタンクを経由させることによって、不要なオイルを分離し、ガスのみを吸気側に返すことです。
幸い手順や方法などは、諸先輩方がいろいろとネットにあげてくれていますので、取り付けに困ることはありません。
モノは、Amazonで2500円くらいの商品のなかで評価の良かったものを購入しました。
かなりゴツゴツしていて見た目は自分好みでカッコイイ。
ただ切削跡が鋭すぎて、手を切ってしまいそうです。
蓋を外して裏返したところです。
イン側には二重の穴あき中蓋があり、アウト側には棒が出っ張っています。
この棒は表側にツマミがあり、ネジって取り出すことができるので、レベルゲージ的なものなんだと思います。
ちょいちょいこのような切削カスが付いたままになっています。
こういったものや、切削跡の鋭利な部分をヤスリで削り落としました。
ちなみに軽量なアルミと言えど、このタンクの重量は本体のみで500gもあります。
0.5Kgですよ。
初めて手に持った時は、予想外の重量感にちょっとびっくりしました。
イン・アウト部にホースをつなげるための付属のニップルです。
今回は外径約14ミリの、付属品の中でいちばん大きいものを使いました(結果的にはもうひとつ細い方でもよかったかも)。
ニップルのねじ込み部には防水テープを巻きますが、付属の防水テープの品質に不安を感じたので、自宅にあった日本メーカー製のものを使いました。
引っ張りながら、ネジ部に2周くらい巻きます。
ホントはネジ部の向きに合わせて、画像とは反対向きに巻くのがよさそうです。
イン・アウトのネジ穴に取り付けていきます。
手で全部ねじ込めますので、最後の増し締めだけ19mmの工具を使います。
今回取り付けに使うステーです。
ホームセンターで使えそうなものを何種類か買ってきて、現物合わせで決めました。
ステンレス製のL型ステーで、M6ボルト用の調整可能な楕円孔が開いています。
買った時はこれでいいかなと思いましたが、実際に取り付けてみると、タンクがそこそこの重量物だけにこの薄さがちょっと不安になりました。
ステンレスステーの取り付けにちょっと苦労しました。
付属のステーとタンクの間のクリアランスが少なかったり、ボルトが長すぎたり、代替品のボルトが太すぎたり…
ステーの穴径を拡張したり、ステーとボルトをこねくり回したりして、何とかステーとタンクを固定しました。
あとはマフラーの遮熱板の固定ネジにステーの端を共締めします。
こんな感じに取り付けました。
ホースは近所のホームセンターを探しても、耐油・耐熱・低価格を満たしたものがなかなか見つけられず。
一応「工業用」と書かれていたトヨ…ナントカを2m、切り売りで買ってきました。
ホースの取り回しはこんな感じ。
買ってきたホースを取り付け部に当てがって、現物合わせで出来るだけ無理のない長さになるようにと考えましたが、こんなんで大丈夫なんやろか?
タンク内には、付属していたスチールウール?をほぐして適当に入れてみました。
オイルを含んだガスがスチールウールの隙間を流れるため、若干タンク内でのガスの流れる経路が長くなり、ガスが冷やされる時間が増えるので、オイルが分離する率が高まるかも、だそうです。
エアクリーナーフィルターを前後入れ替えて、オイルで汚れていない方を、手前側に持ってきました。
これで吸気効率がマシになる…かもしれません。
やはりニップルは、ホースに対してちょっと太すぎました。
付属のホースバンドで締めてみましたが、なくても外れなさそうなくらいキツく入ってます。
その内、ホースが裂けそうです。
エアクリーナー側はこんな感じ。
元のホースに付いていたバンドで止めています。
これでエアクリーナーフィルターの汚れが少しでも抑制されたら、交換にかかるコストも抑えることができるし、フィルターの目詰まりが減ったら、スムーズな吸気によってエンジン性能の長期維持も可能となるかもです。
そうなってくれたら良いなぁ。
今回はこれでおしまい。
…2020.8.23 追記
当日、翌日と試運転的に乗ってみましたが、なんか予想外の効果が。
ATの変速ショックがものすごくマイルドになっていました。
今まで結構、背中に「ドンッ」って来るくらいの変速時のショックがあったのですが、これが「?、今変速したよね?」くらいの感覚、と言えば分かってもらえるんでしょうか、今までと比べると、ほぼ変速ショックを感じないと言えるくらいの変化を感じました。
どのような因果関係があるのか無いのか分かりませんが、思わぬ副産物に喜んでいます(#^^#)
※この後、別作業でバッテリーのマイナス端子を外してしまったことにより、コンピュータがリセットされて、この効果はキャンセルされてしまいました、とさ(笑)
バッテリー上がり(!)からの充電
作業日:2020/07/14
走行距離:172,889km
サンバーさんのバッテリーを上げてしまいました。
買い物に行ったスーパーの立体駐車場が暗くてライトを点けたのですが、帰宅後、ライトを消したと思っていたら、スモールまでしか戻していなかったようです。
キーを挿してACCまでオンにしても、インパネが点灯しません。
?と思って、さらにキーをひねってみてもセルはウンともスンとも言いません。
マジか!バッテリー上がり⁉︎
ひょっとして…と、視線をウインカーレバーに向けると、ライトスイッチがスモールに…。
やってしまった…。
バッテリー上がり発覚の当日は急いでいたので、特にこれと言った措置も取れずに、奥さん用(ただしワタシ名義Σ(゚Д゚))のヴォクシーを使いましたが、その後、なかなか時間が取れなかったり、なんやかんやで1週間ほど放置(!)となってしまいました。
去年ディーラーで新品に交換してからまだ1年経ってないのになぁ。
ウチのヴォクシーくんはハイブリッドなので、救援は出来ず。
1週間後、ようやく時間ができたので、早速バッテリーを取り外して充電です。
バッテリーは助手席の下にあります。
少しシートを後ろに下げます。
助手席の足元の布をめくると、ストッパーがシートの足元左右に見えます。
このストッパーはちょっと固いというか重たいですが頑張って外します。
ストッパーを外せたら、座面ごと助手席を後ろに倒します。
倒しにくければ、シートの背もたれを前に倒しきるとか、シートを前に寄せるとかすれば、後ろに倒しやすくなります。
シートを後ろに倒すと、フェルト?みたいな布が被せてあるので、これをめくると…
黒い樹脂製のカバーが出てきます。
↑の画像で、カバーの手前側左右にあるつまみを2ヶ所引っ張り上げてロックを解除した後に、
ツマミ側を気持ち浮かせながら、右手前方向にスライドさせてカバーを外します。
カバーを外すとすぐさまバッテリーとご対面。
マイナス端子から外します。
矢印のナットを緩めて、ターミナルをバッテリーの上方向に引っこ抜きます。
バッテリー上がりとは言っても、アクセサリー類の起動やセルを回す電圧に至らないだけで、多少の電圧は残っているはずなので、不用意にプラスから外してしまうと、短絡(ショート)の恐れがあります。
要注意です。
プラス端子も赤いカバーをめくって同様に外します。
次にバッテリーの固定具のナットを2ヶ所緩めます(画像では端子がついたままですが、気にしないように(笑))。
ナットをある程度緩めれば、固定具の下側のフックが動くようになりますので、フックを90度回転させて、固定具をフレームから取り外します。
見にくいですが、↑はドア側のフック。
タイヤハウス裏の穴に「J」型のフックが掛かっています。
↑は運転席側のフック。
サブフレームか何かの穴に「J」型のフックが掛かっています。
後はバッテリースペースの底板につながっているナイロンバンドを持ち上げると、底板ごとバッテリーが取り出せます(画像では端子とバッテリー押さえのステーがついたままですが、気にしないように(笑))。
けっこう不安定なので、バッテリー自体の転倒に注意です。
自分は転倒させてしまい、すぐさま引き起こしたものの、バッテリー液が若干漏れてしまいました。
こぼれたバッテリー液をしっかりふいた後、バッテリーを室内に持ち込み、まずは電圧測定。
テスターで計ってみると、9.14Vとなっていました。
元気なバッテリーは通常12.5V前後の電圧がありますので、だいぶ下がっています。
ディーラーなどでは12Vを下回ると、バッテリー交換を勧められる傾向にあります。
さて、このバッテリー、復活できるのでしょうか。
充電器にかけてみます。
ちなみにウチの充電器材はメルテックMP-210。
上位互換機もいくつかありますが、とりあえずは安いコイツで十分です。
まずはバッテリー上面のキャップを全て緩めて浮かします。
締めたままでも、キャップに気圧調整の穴が開いているから大丈夫、とも言いますが、自分は爆発とかしても嫌なので、念のため。
充電中、バッテリー液は多少揮発するようなので、風通しのよい場所を選定します。
充電器のクリップもつなぎます。
基本的には赤がプラス、黒がマイナスになっているはずです。
バッテリー側は端子の表示をしっかりと確認。
プラス同士、マイナス同士を接続します。
あれ?
先ほどのテスターの電圧値とは違うな。
これまただいぶ低い数字です。
テスターは完全中華製、充電器は一応日本製なので、信じるなら充電器の数値か…?
テスターの信頼性を試す必要がありそうです。
それはさておき、果たしてここまで電圧低下したバッテリーを復活できるものなのか?
と思いながらも全自動充電、ON!
はい、エラーコード出ましたー。
取説によると「F01」は、
バッテリー不良(充電しても電圧を維持できないバッテリー)の可能性があります
ということらしい。
でももうちょっと試してみます。
今度は、「パルス充電」を何回かやってみます。
「パルス充電」とは、
劣化しているバッテリーを修復して、バッテリーの寿命を延ばす機能
だそうです。
全自動充電だと、接続時、電圧が8V未満のバッテリーに対してはパルス充電を自動的に選択するようですが、8V以上の電圧のバッテリーの場合は通常充電になってしまいます。
なので、強制的にパルス充電を優先するモードで再充電です。
パルスのランプが点灯し、赤い「---」が上下にスライド表示されて、パルス充電が始まりました。
約1時間後に充電器を確認したところ、通常充電モードに切り替わり、ちゃんと継続充電されていたので、そのまま数時間さらに放置。
最終的には上記のとおり、13.4Vまで充電されました。
このデジタルテスターの数値はもうひとつ信用がおけません(笑)が、バッテリーを車体に戻し取り付けたところ、ACCオンでアクセサリー類が点き、イグニッション・オンでセルも元気よく回り、エンジンもちゃんとかかりました。
インジケーターも「良好」の色をしています。
バッテリーを上げてしまった時、急がないのであれば、再充電を試してみてもいいのかもしれませんね。
バッテリーが復活できなかった時のために、とか思って先走って購入してしまった、コーナンブランドの安バッテリーをどうしようか思案中です( ゚Д゚)
8/17追記
その後約ひと月、約300キロほど走りましたが、シガーソケットの電圧計での計測値は、走行中(無負荷)14.4~14.5V、ACCのみオンでも12Vを下回ることはありません。
今のところ、正常値で運用できています。
シガーソケット分解清掃
作業日:2020/07/13
走行距離:172,889㎞
以前に、遠出した時にオルタネーターの故障で難儀した経験から、バッテリーの電圧監視をしていないと不安を覚えるので、簡易的な電圧計を取り付けました~という記事を投稿しました。
↑こんなやつです。
こ奴が最近どうも調子がよくありません。
エンジン始動時には14V台のそれなりの数値を示すのですが、しばらく走行していると、エンジン稼働中にもかかわらず、12V台に下がってみたかと思うとまた14V台まで戻る。
かと思うと、表示が消えてしまったり、また点いたり。
やはり中華クオリティか…と思いながらも、しばらく様子を見ていましたが、表示は安定せず。
これでは逆に不安を煽られてしまいます。
精神安定上よろしくないので、取り外していました。
で、先日バッテリーを上げて再充電していた時、ふと、「ひょっとしてシガーソケットの接触不良なんじゃないだろうか」と思い始めてシガーソケットの内部を覗いてみました。
じゃ~ん、なかなかにサビサビでした。
これはちょっと綺麗にしてやる値打ちはありそうだな~ということで、今回はシガーソケットの分解清掃をやってみることにしました。
↑の画像はサンバーのシガーソケットの位置をしたから覗き込んだ様子です。
シガーソケットのお尻にあるプラスのコードと、下側にあるマイナスコードを引っこ抜きます。
ちなみにシガーソケット裏にかましているエレクトロタップは、前オーナー時代に取り付けられたETCカードリーダにつながっています。
コードを取り外せば、マイナス端子が生えている部分を、車体前方に向いて時計回り(だったはず)に回すと、マイナス端子が付いた外側の筒が外れます。
が、自分の個体はサビの固着でなかなか回らず、マイナス端子の根本の壊れなさそうなところを、マイナスドライバーとハンマーで軽くぶっ叩いて、ようやく回りました。
外側の筒が外れると、プラス端子のついた内側の部分はコンソールパネルから抜き出すだけです。
プラス側の内側の惨状です。
プラスの接点がサビサビです。
さすがにこれでは電気は通りません。
プラス側はお尻の端子のところにあるナットを回して、さらに細かく分解し、錆びているところを真鍮ブラシでゴシゴシ(写真を撮るのを忘れました)。
綺麗にしてからきっちり組立ます。
マイナス側の内側です。
何か分からない泥のようなものがたくさん付着しています。
古い車なんで錆は理解できますが、「泥」ってなんで?
こんなところに泥って入るの?
意味が分かりません(笑)
ここは主に汚れなので、パーツクリーナーとナイロンブラシでゴシゴシ。
めちゃくちゃ綺麗になりました。
ここまでやって、もし通電が不安定ならその時は諦めてシガーソケットを買い替えます。
外した時と逆の手順でシガーソケットを取り付け、壊れたと思って取り外していた中華製の簡易型電圧計を再度シガーソケットにセットして、近所を数キロ走ってみました。
うん、しっかりと安定作動しています。
電圧計の作動不良は、シガーソケットの錆や汚れによる通電不良が原因だったと判明しました。
シガーソケットから電源を取るアクセサリーの挙動がイマイチ怪しい、とお思いの方は一度試してみてもいいかもです。
それにしてもこの車の今までのオーナー達は、乗用ワゴンでどんなところを走っていたのやら(笑)
ホワイトレター化
作業日:2019/11/06
走行距離:171,763km
軽四バンのカスタム写真をネットで見ていたら、ホワイトレターの入ったダート用タイヤをはいたちょい上げのカスタム軽バンの写真が目に入りました。
コレはカッコいい!
と一目惚れしたのはいいものの、車体のリフトアップもタイヤ&ホイールの交換も、作業は自分でできるにしても、アイテムの購入にはそれなりの費用がかかっちゃいますよねェ…。
でもホワイトレター化くらいならできそうな気がする!
ということで、早速試してみました。
どのタイヤからでもいいんですが、とりあえず右後ろから始めるために、後輪をジャッキアップして、ウマを掛けます。
準備するのはタイヤマーカーとパーツクリーナー。
タイヤマーカーはAmazonで買った中華製、白が3本と修正用の黒が1本で800円弱。
ソフト99のタイヤマーカーが1本1000円近くするので、お買い得かなーと思って買ってみました。
100均のポスターカラーやuniのポスカで塗っている人もいるようなので、結局は何でもいいのかも知れませんが。
パーツクリーナーは、着色する部分を脱脂して色の乗りを良くするためです。
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ホルツのシリコーンリムーバー。
用途はパーツクリーナーとあまり変わりませんが、近所のオートバックスで見かけたので買ってみました。
脱脂剤としては結構強力みたいなことが取説に書かれていましたが、樹脂パーツやゴム製の物にはあんまり良くないよ的なことも書いてありました(ドッチダヨヽ(`Д´)ノ)。
後輪を上げたので、サイドブレーキを解除して、後輪が手で回るようにします。
前輪に輪止めをしっかりとするように。
早速塗っていきます。
塗料の出があまり良くありません。
ペン跡がしっかりと残ってしまいます。
2〜30分ほど開けて2度塗りしました。
ちょっとはマシになってきました。
ペン先を何度も小まめに押し込んだり、ペンを振ったり、ペン自体の角度を変えたりしながら、色の出が良くなるコツを探ってました。
こちらも2度塗り。
なんかまだまだです。
3度塗り後。
ようやくペンの色の出が良くなってきた感じで、色はしっかりと乗ってくれています。
ですが、どうしてもペン跡がなくなりません。
ひと通り、塗り終わりました。
全タイヤを3度塗りしていますが、ペン跡は消えません(泣)
まぁでも、ちょっと離れて見れば、なんかそれなりに見えませんかね(笑)
4輪とも塗り終わりました。
全て3度塗りをしています。
結局これといったコツはわからないまま終了してしまいましたが、小まめにペン先を押し込んでやるのと、ペン先がタイヤに触れるか触れないかぐらいの間隔で色を塗る、出来るだけ地面に対して垂直方向にペンを立てる、とかそんな感じ。
今回は車体にタイヤを付けたまま、タイヤを回しながら色つけをしていきましたが、タイヤを外して地面に置いて塗ってやる方が、ペンが垂直になって、塗料の出がよくなるかも知れません。
ペンを縦に起こして塗るのはそこそこ効果があるような気がします。
塗っている最中に学校から帰ってきたウチの6年生のチビが、レーシングカーみたいでカッコいいと言ってくれました。
それを聞けただけでやった甲斐があったと、思わず男泣きしそうになりました(笑)
そこまで大したことをしてるわけではないですが。
今回はちょっと横着して、タイヤを車体に付けたまま塗ってみましたが、塗料が剥げたり、かすれてきたりして、見苦しくなってきた時には、今度はちゃんとタイヤを外して塗ってみようと思います。
以上で作業終了です。
ルーフ(天井)取り付け・断熱加工
作業日:2019/10/20~数日
走行距離:171,702km
ルーフ(天井)の内張りを洗濯のために取り外したついでに、天井に断熱加工を施してみました。
とは言え、住宅用断熱材とか特別な材料を買いそろえるほどリッチではないので、定番のキャンプ用銀マット(使い古し)を使用しました。
…とその前に、ルーフの内張りを外したままの状態で、用事で近所を走る機会があったのですが、走行中に屋根と梁が当たってガランガランって音がけっこう鳴ってました。
なかなかに気になって、精神衛生上も、運転に集中できないという意味でもよくないので、ちょっとした対策を施してみたいと思います。
元々、屋根と梁の間は矢印の様に、ところどころシリコンのようなゴムのような素材が点付けされていて、一応の接着・防音?の対策は施されているようでした。
ただその素材はすでに割れていて、天井と梁が離れてしまっています。
だからタイヤがギャップを拾うたびに、天井と梁が当たってガランガランと音が鳴っていました。
ということで、銀マットをだいたい50mm×80mmくらいにカットして天井と梁の間に挟んでやりました。
ちなみにサイズ自体には意味はありません。
現物合わせってヤツです
内張り剥がしで若干隙間を作ってやり、銀マットを滑り込ませます。
通りにくいときは梁の穴からマイナスドライバーなどで押したり引いたりします。
天井の前後2本の梁の計10ヶ所に、銀マットの切れ端を挟んでやりました。
これで屋根と梁が直接当たることも無くなります。
デッドニング加工する人が良くやるように、屋根の外側の梁から遠い場所で屋根を小突いてみました。
銀マットを詰める前はゴゥン・ゴゥンという感じで割かし響いた感じの音がしていたんですが、銀マットを詰めた後はゴン・ゴンと響きがマシになってるような気がしました。
さて、ようやくここからが天井断熱チャレンジとなります。
もう何か表面のビニールが浮いていて、銀色も剥げ始めている、超お古の銀マットを今回の断熱材として使用します。
銀マットの元々の大きさはだいたい2000mm×1000mmくらいになります。
ようやく屋根に銀マットを貼っていきます。
パーツクリーナーで天井を脱脂清掃した後に、セキスイ製のよく分からない(ちょっと上等そうな)両面テープを天井に貼っていきます。
けっこう無駄に使っているような気もしますが、どうなんでしょうかね。
前後2本の梁を境目に、天井の前部・中央部・後部と、梁を避けて3分割でやっていきます。
両面テープで天井に固定したら、 周囲をアルミテープで固定です。
アルミテープを使ったことにもあんまり意味はありません。
銀色だったらなんとなく断熱してくれそうだな―っていうのと、ガムテープとかだと剥がれたときが汚くなりそうだなーという、漠然とした理由でアルミテープをチョイスしました。
とりあえず、車体の左右方向は銀マットの元々のサイズを切らずに約1000mmいっぱいを使いました。
車体前後方向は梁を基準に、前はバイザーの手前の屋根のRがつくところまで、後ろは内装が入り込むスペースに入るあたりまでとりあえずは貼り付けました。
車体前部のバイザー上の部分と、屋根の横部分が銀マットでカバーできなかったので、もうひとつ銀マットを持ってきて、カバーできなかった場所用のものを、現物合わせでざっくりと作りました。
数字の単位はcm。
右前と左前で形が違うのは、右前にアンテナの引き込み口があるからです。
セキスイの両面テープが無くなったので、普通の両面テープをちょっと多めに貼り付け。
とりあえず天井全体に貼り付けました。
これで来夏の灼熱度合は少しはマシになる…と思いたい!
後は、洗濯し終わった天井の内張りを元に戻して、桟をクリップで付ければ終わりです。
と思いきや、前部の内張りがなかなかハマりません。
天井内装の先端や内装裏のスポンジ材が銀マット裏の青いスポンジ部分に食いついて、スルッとははまり込んでくれないようでした。
色々と頭をひねり、内装留めの桟を使って内張りの先端を屋根前方に落とし込みつつ、掌にゴムのついた軍手で車内側から内装を天井方向に押し上げながら、前方に押し込むという荒業を以って、何とか内張りを元に戻すことができました。
何とか元の状態に戻った、天井内張りの様子。
色々と車いじりのノウハウが蓄積されていきそうです。
桟と天井スピーカーボックスを取り付けて完全復元。
天井スピーカーボックスは片手で下から持ちながら、もう片方の手でスピーカーケーブルのコネクターを2ヶ所はめ込み、ケーブル固定のバンドを絞めた後、ボックス自体を頭と片手で支え、もう一方の手を伸ばしてカバー付きのネジ4本を留める、というこちらもそこそこの力技が必要でした。
今回の作業は、労力と作業時間の割に結果がすぐに見えてこないという、なかなかにドMな作業ですが、この作業をした!という達成感は大いに感じられる、と言うかそこしかポイントがない作業でした。
サンバーさんに対する愛の度合いを試される作業だと思いました。
自分は…愛が日上がりそうで危なかった(笑)
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ガチの人たちはこんなの(↑)使ったりするんだろうか…。
今回はこれで作業終了です。
ルーフ(天井)内張り清掃
作業日:2019/10/20
走行距離:171,702km
(※2019夏の作業内容です)
先日来、車内のにおいがすごいのでいろいろと掃除をしていますよ的なことを記事に書いているのですが、ふとルーフの内張りが黄ばんでいることに、気が付いてしまいました(笑)。
これだけ広範囲にわたる布地的な素材が黄ばんでいるということは、相当なにおいをため込み、かつ放出しているに違いない!
と思ってしまったので、今回はこれを取り外して洗浄していこうと思います。
うちのサンバーさんは、ろくなオーディオ機器もついていない割に、不釣り合いなリアルーフスピーカーなんぞがついています。
上記のスピーカーが付いているのではありません、悪しからず。
スピーカーの善し悪しなんてよくわかりません( ;∀;)
自分的には特に不要だし、上背のあるものの載せ降ろしに不便なので取り外そうかなとも思えるんですが、取り外しても保管場所もないし、せっかくなので、邪魔になるときまでは付けておくことにしました。
と言いながらも、ルーフの内張りを外すには、いきなりですが邪魔になるので、今回はこれも取り外してしまいます。
赤マルの4ヶ所のビスで固定されていますのでこれを外していきます。
キャップ付きの化粧ネジですが、キャップは爪で引っ掛けると、パカッと開きます。
自分の頭でスピーカーボックス自体を支えながら、左右のビスを外していきます。
ビスを外すとボックスが下りてきますが、まだ床にはおけません。
スピーカーのケーブルがつながったままです。
赤マル印のケーブル留めを解き…
矢印のコネクターを外します。
これでようやくボックスを床に降ろすことができます。
ちなみにスピーカーには「SUBARU」の刻印が。
性能的にはどんなものなのか、オーディオには詳しくないのでよく分かりません。
ボックスが取り外せたら次はいよいよ天井を剥がしていきます。
その前に↑画像の赤マル部分、室内灯と何かよく分からない黒いチョボ(後に赤外線式キーレスエントリーの受光部と判明しました)を取り外します。
自分は室内灯を外すのを忘れていました。
ちなみにウチのサンバーさんは平成12年式のT系サンバー(ディアスワゴン)初期型になりますが、天井の内張りは前・中・後ろの3分割タイプになります。
なんか、新しいめのタイプは前から後ろまで通しの1枚ものになっているものもあるそうで、そういうのはどうやって内張りをとるんでしょうね?
まず桟を外します。
矢印の部分に樹脂製のクリップが合計8ヶ所あります。
前側も後ろ側もどこか1ヶ所、内張り剥がしなどで外すと、後は手でいけると思います。
こういう形状↑になっています。
桟はクリップを全部外した後、真ん中あたりを床側にたわませてから、端を天井側に引っ張ると外しやすいかと。
桟で隠れていた面とそうでない面との色の違いが判るでしょうか。
けっこう茶色くなっているのが分かると思います。
内張りも桟と同様に、真ん中あたりを床側にたわませて両端を天井側に引っ張って外すのが良いと思いますが、内張りの場合はあんまりたわませすぎると、折れたり割れたりしそうなので、十分に注意が必要です。
取り忘れていた室内灯。
カバー部は手で引っ張れば外れました。
基部はネジ2本で止まってますので、ネジを外してから基部を縦にして、天井の内張りを外すときに、内張りの切り欠き穴から抜きます。
スピーカーボックスと取り付けてあった場所とそうでない場所の色の差。
やたらと天井汚いですよ的なことを強調していますが、実際低年式の過走行車などは一度よく見てみることをお勧めします。
自分が思っている以上に汚れていると思います。
真ん中を外したら、次は前でも後ろでもいいのですが、自分は後ろを外しました。
後ろに隠れている部分があるので、一旦前に出してからの、真ん中たわませ方式。
前側を外す前に、この↑なんだかよく分からない装置も外します。
基部の切り欠きにマイナスドライバー的なものを差し込んで、軽くひねってやるとすぐにポコンッと撮れました。
基部にはネジが室内灯と同じく2本あったかと。
これは裏側にカプラーがありますのでこれを外すと基部も全部外れます。
内張り前側は、車体前部に隠れている部分がありますので、一旦後ろ側に少し引いてからのたわませ方式ですが、前端部は裏側にクリアランスが少ないうえに、ゴッツいスポンジが隠れていてたわみ留めしているので、変形しにくくなっています。
無理な変形を強いると、折れや割れの原因となりそうなので、こちらも要注意。
よくみんカラなどで見る、光景です(笑)
この状態からレジェトレックスとか断熱材などを貼り付けて、デッドニングやエアコン効率を上げるカスタムをされている方も多いようですね。
自分もせっかく天井を剥がしたんで、ついでに何かやってみたくなりますよね。
日常に乗る車ではないので、デッドニングはあまり興味はわかないのですが、冷暖房の高効率化や、夏場の厚さ対策はやってみたい気がします。
内張りに先んじて外した桟ですが、裏に何か書いてありました。
品番ですかね。
今後このパーツを注文することがあるのだろうか。
取り外した前側内張り。
前・中・後ろの3枚の中で、いちばん汚れが目立ちます。
この境界部分の黒い枠線みたいなのも、洗浄で落ちたらいいんですが。
裏には大きめのスポンジブロックが張り付けられています。
天井内張りの構造的には、硬めの樹脂製プチプチに布っぽい何かを貼り付けているだけのようです。
真ん中の内張り。
後ろ側の内張り。
いずれも境界部分の黒い枠線が気になります。
裏面の拡大。
こんな感じです。
今回もフロアマットの時と同様、濃い洗剤液(バケツ8割の水1:洗剤キャップ満タン1)を作って、洗車ブラシで擦りました。
ブラシはちょっと柔らかめのナイロン製を買ってきましたので、フロアマットの時よりも泡立ちはよかった気がします。
ただ、こちらも黒い汚いすすぎ水が流れ出る様子を期待したのですが、思ったほどではありませんでした。
なんか残念な気分です。
でもバケツに残った洗剤液はめっちゃ汚くなっていました(ちなみにこの日はドア4枚の内張りも洗浄しました)。
それなりに汚れは落ちたんじゃないかと、ちょっと満足しました。
さて続いて、いちばん最初に外したまま放置になっていましたリアの天井スピーカーです。
スピーカー自体が(なんかお粗末な感じですが)表からタッピングビスで止まっているようなので、スピーカーを外して木製ボックスごと水洗いしてやろうかと思っていたのですが…。
ビスを打ってからのファブリック(フェルト+スポンジ?)で目隠しというパターンでしたので、ネジの頭が表に出ていませんでした。
ファブリックは裏からタッカー留めになっていました。
タッカーを全外ししてファブリック単体で洗おうかとも思いましたが、生地がフェルトっぽい感じでしたので、縮んでしまったりしたら再貼り付けが出来なくなりそうだったのでやめました。
苦肉の策で、アルカリ電解水をシュッシュしてからの拭き取りという簡易な方法で清掃しました。
ですがこれが思いのほか効果的でした。
この画像(↑)では伝わらないかもですが、赤い線の左側がビフォー、右側がアフターです。
拭き上げたペーパーウエスはめちゃくちゃ茶色くなります。
天井やらドアの内張りやらも、せっかく車体から取り外して洗剤で水洗いしましたが、アルカリ電解水でやれば車体からの取り外し・取り付けの手間もなく簡単だったのかもしれません、というオチでした(笑)
次回は天井の取り付けですが、ちょっとひと手間かけてやろうと思っています。
それではまた…。
ドア内張り清掃その②【キャビンドア内張りはがし&分解】
作業日:2019/10/20
走行距離:171,702km
前回はスライドドア の内張りを取り外しました。
次はキャブドア内張りの取り外しです。
まずは運転席側。
ドアハンドルの凹みの中1ヶ所、ドアポケットの握り部両端の2ヶ所のビスを外します。
スイッチユニットのカバー部は裏からビス留めされていますので後回し。
スライドドア の時と同じように、内張りの上側から内張り剥がしをグリグリ突っ込んで、てこの原理でバコッとクリップを外します。
内張り裏の周囲に貼られた、細いスポンジテープを破いてしまうかもしれませんが、それは仕方なし。
気をつけないといけないのが、キャブドアの内張りには、色々と繋がっているものがあります。
まずはこちら↑。
ドアハンドル裏のロッドを外します。
黄色い樹脂製ジョイントを…
ドア側に90度起こして、ロッドから外します。
ロッドを上方向に引き抜いて、ビニールカバーの切り欠き部にでも引っ掛けておきます。
これでドアハンドルが内張りから外れます。
次に窓の集中スイッチ裏のコネクターを外します。
下側にストッパーがあるので、ストッパーを押し込みながら、コネクターを車両の前方向に引っ張り外します。
コネクターはこの向きで、窓の開閉ユニットの裏側に、前から後ろに向かって刺さっています。
ストッパーが下側についています。
後は残りのクリップをバコバコと外していけば、内張りがドアから分離できます。
内張りが分離できれば、内張りの裏側の黒いビスを全部外すと、ドアポケットやスピーカーカバー、窓の集中スイッチカバーが外れます。
スイッチ上部のカバーはスイッチユニット自体にネジ止めされているので、前後にあるネジを抜いて分離させます。
スイッチユニットの方は、ウエスや綿棒などで詰まったほこりを取り除きます。
カバー類は、他と同様水洗いに回します。
余談ですがケンウッドのスピーカーが付いてました。
以前のオーナーが付け替えたんでしょうか。
それともワゴンモデルだけにこういう純正仕様もあるんでしょうか。
どちらにせよ、オーディオ関連でお金をかける気は全くなかったので、自分的には得した気分で嬉しいです。
内張りの裏側の様子と取り外した付属品です。
ドアノブはスプリングが面倒くさそうなので、分解はやめておきました。
次は助手席側です。
運転席側同様、ドア開閉ハンドルの凹みの中の1ヶ所と、ドアポケットの握り部に2ヶ所あるタッピングビスを外します。
スピーカーのカバー、ドアポケット、窓の開閉スイッチは内張りの裏側からネジ止めされているので、内張りに付けたまま、まずは内張り上側のクリップを外し、上辺を浮かします。
これも出来るだけクリップに近い位置に指か内張り剥がしを差し込み、エイッとやります。
浮かした隙間から、窓の上下スイッチの配線が見えるので、スイッチ裏のコネクターを車両床方向に抜きます。
ドアの開閉ハンドルに繋がっているロッドを外します。
ハンドル側の白い樹脂製のジョイントを90度開いて、ロッドを上方向に抜き、ドアのビニールに引っ掛けておきます。
裏のロッドを外すと、ドアハンドルがポロッと取れます。
外した内張り。
赤マルの黒いビスを抜くと、ドアポケットやスピーカーカバーを外せます。
クリップを入れるホールが折れて破れています。
以前のオーナーが作業した時に破損してしまったのでしょう。
強度的に弱い素材なので仕方ありません。
いずれ補強しようと思います。
窓の上下スイッチは、両脇に銀色の金属製の引っ掛けがありますので、ユニット側に押し込むと内張りの表側にポロッと外れます。
スライドドア内張りの表皮は接着剤のみで貼り付けられていましたが、キャブドアは接着剤+タッカー留めでした。
ドアポケット握り部の裏のビスを外して、把手裏側を外します。
その③に続く。