ドア内張り清掃その①【スライドドア内張りはがし】
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作業日:2019/10/16
走行距離:171,702km
ウチのサンバーさんの車内が昭和の車のにおいがするという話は、以前の記事のとおりなんですが、そのにおいの元は多分エバポレーターの汚れが原因だと思うんです。
でも、エバポレーターの清掃はちょっと敷居が高い気がして、敬遠しています。
その代わり、と言うとナンですがちょっとでも染み付いた「昭和の車臭(笑)」を和らげようと思い、フロアマットの次は、内装の洗濯を思い立ちました。
まずはスライドドア内張り剥がし。
その前にインナーハンドル(ドアを開けるハンドル)とウインドウレギュレーターハンドル(窓を開けるハンドル)を取り外します。
分かりにくいですが、インナーハンドルの付け根を上から見た写真です。
ハンドル根元の隙間(マイナスドライバーを差し込んでいる隙間)に、銀色の針金状のモノが見えるでしょうか?
インナーハンドルの場合は、この針金を、ハンドル方向から回転軸方向に向かって細いドライバーか何かを突っ込んで、押し込みます。
針金クリップをハンドル側から押し込んで、中心部にせり出ていたストッパー部を、押し出します。
これが針金の通常の状態。
針金クリップが中心部の内側にせり出していて、ストッパーになっています。
これでインナーハンドルはスルッと外れます。
基部のプラスチックの円盤も取り外して、失くさないように置いておきます。
フック状の器具を使って隙間から引き抜きますが、引き抜いた時によくポーンと飛んでいってしまうので、失くさないように要注意です。
押し込んだ針金クリップはハンドルが外れたら元の位置に戻しておきます。
取り付けの際はそのままハンドルを押し込んで、基部の円盤あたりをグネグネしていたら、パチンッと鳴って固定されます。
次はウインドウレギュレーターハンドルです。
こちらも同じような針金クリップが根元に付いてますが、こちらはなぜか、根元からクリップを引き抜くようです。
これでふたつのハンドルが取り外せました。
次は内張り自体を剥がしていきます。
内張り剥がし用の器具を端から突っ込んで、テコの原理でクイッとやると、バコンッと中のクリップが外れます。
内張りは薄い木質ボードに布を張ったものになります。
年式や過去の剥がした回数にもよるとは思いますが、そこそこ劣化していると思いますので、破れやすくなってると思います。
出来るだけクリップに近い場所に器具を突っ込んで外してやる方が良いと思います。
内張りの貼り付け面周囲に細いスポンジテープが貼ってあり、内張りを外すとドア側に張り付いて千切れてしまいますが、これはしゃーなし。
一ヶ所外せば、後は手でバコンバコン外せますが、これも出来るだけクリップに近い場所に指を入れて、引っ張る方が良いと思います。
全部で17ヶ所あるクリップを全て外すと内張りが取り外せます。
内張りの周囲だけでなく、中心部にもクリップがあります。
内張りを外した後のスライドドア の内側です。
メンテナンスホールの上にブチルゴムでビニールが貼られています。
ドア内部のメンテはこのビニールを外す必要があるので、大変そうです。
左ドアのインナーハンドルの軸部分が割れていました。
まだ使えそうなのでこのまま再使用しますが、交換は時間の問題かもです。
左側もハンドル類を外して…
内張りを取り外します。
ビニールは右角あたりを剥がした形跡がありました。
ブチルゴムが汚くなってますが、これは仕方ないですよね。
スライドドア内張りの取り外しはこれで終わりです。